マイナンバーは、社会保障や災害対策、税金といった公共的な目的のために使用される、国民すべてに与えられる固有の番号のことをいいます。
この制度が導入されたことによって、複数の行政機関をまたぐような手続きが簡略化されました。
書類を作るのに、何か所も周らないでよくなったのメリットは大きいです。
同時に注意したいのが、金融資産に対する課税についてです。
これまでにも所得税の確定申告書などには、納税者個人の整理番号を記入する欄がありました。
これは税務署ごとに付けられた任意のもので、全国共通の番号ではありませんでした。
マイナンバー制度導入後、確定申告書のほか、税務署に提出する法定調書などへのマイナンバーの記入が必要となりました。
税務署は、個人の金融資産の状況と、納税状況とが紐付けできるようになったのです。
株やFXなどで利益がでてるのにも関わらず、税金の申告を怠ったという場合には、すぐに把握できる仕組みになったといえます。
申告を怠れば、即座にその事実が把握され、追徴課税という事態にもなりかねないといえます。
最近では、証券会社が無料で代行して、税金の申告をしてくれる仕組みがあります。
確定申告をするのが手間だという方は、口座開設の際に、特定口座(源泉徴収あり)で作るようにしましょう。
利益が出た際、損失が出た際に、自動的に計算して、代わりに納税してくれます。
このサービスが無料でできるのが、証券会社のよいところでもあります。
株やFXなどで開設を予定している方は、申込書で上記の記載をしていきましょう。